
カイロ:100台以上の援助トラックが、ケレム・シャローム国境検問所を通る援助ルートの変更合意後、月曜日の朝までに何とかガザ地区に到着したが、イスラエルによる攻撃が続く中、物資はまだ配給されていない、と情報筋は語った。
イスラエルが5月6日にラファ検問所(ケレム・シャロームから約3.5キロ、人道的・商業的物資のガザへの主要な入口)のパレスチナ側を制圧して以来、ガザ南部にはほとんど援助が届いていないため、物資の配送は非常に必要とされている。
イスラエルによるラファ検問所への攻撃が開始されて以来、トラックが国境を通過しない日がほとんどであったため、今回の到着は、ガザ南部への援助物資の搬入としては最大規模となる。
イスラエル軍は3週間以上前、ラファ東部で地上攻撃を開始した。日曜日のイスラエル軍の空爆は、45人が死亡する火災を引き起こした。
月曜日にラファのテントキャンプで45人が死亡したと当局が発表した。エジプト治安筋によれば、123台の援助トラックが国境を越え、国連に物資を届けたという。
イスラエルの情報筋は、援助物資がガザに持ち込まれ、パートナーに届けられたことを確認した。
エジプトの援助筋によると、燃料トラック4台も国境を越えたという。
しかし、国連とパレスチナの当局者によると、検問所に援助を受け取りに行ったパレスチナのトラックは空で戻ってきたという。
ガザの国連職員は、「トラックは通過したが、ロケット攻撃とIAF(空軍)の空爆のため、回収することはできなかった」と述べ、物資は国連のパレスチナ支援機関UNRWAと世界食糧計画のものだったと付け加えた。
金曜日、エジプトとアメリカは、パレスチナ側からラファを再開する手配が整うまで、ケレム・シャロームを利用することで合意したとエジプト大統領府は述べた。エジプトはイスラエルとの調整を拒否している。
ロイター