
ワシントン:ジョー・バイデン米大統領が金曜日に明らかにしたイスラエルの停戦提案について、パレスチナのイスラム主義組織ハマスからの回答をまだ待っている、とホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障補佐官が火曜日、記者団に語った。
カタールの仲介者を通じて「ハマスからの返答を待っている」とサリバン氏。
CIAのビル・バーンズ長官がドーハに滞在し、カタールの調停者とガザ停戦案について協議するとサリバン氏は付け加えた。カタールはイスラエルとハマスの間でガザの調停を行っている。
カタールは火曜日、バイデン氏が提示した3段階案を反映したイスラエルの停戦案をハマスに届け、その案は双方の立場にかなり近づいたと述べた。
2007年以来ガザを支配しているハマスのスポークスマンは火曜日、イスラエルが恒久的な停戦とガザからの完全撤退を 「明確に 」約束しない限り、いかなる合意にも応じられないと繰り返した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相もまた、ハマスが根絶されない限り恒久的な和平はあり得ないと繰り返し、米国が支持する停戦提案をめぐる国内の政治的分裂に苦慮している。
イスラエルによるガザ攻撃は、地元保健省によれば36,000人以上の死者を出し、広範な飢餓を引き起こした。
イスラエルの猛攻撃は、10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃に続くもので、イスラエルの集計によれば、1,200人が死亡し、250人が人質となった。
ロイター