
ダークシュ(シリア): 木曜日、シリア北西部でスクールバスが道路から川に転落し、少なくとも6人が死亡、20人以上が負傷した。
数十人の子供を乗せたバスは、イドリブ西部のダークシュ市付近で道路を外れ、オロンテス川に転落したと、ホワイト・ヘルメットとしても知られる地元の市民防衛組織が声明で発表した。
救助隊が崖の中腹や川で生存者を捜索しているという。
バスが道路から外れた原因はすぐには明らかにならなかった。現場からの画像には、川底を見下ろす険しい岩場が写っており、捜索隊は岩を乗り越えていた。
英国を拠点とする戦争監視団体『シリア人権監視団』によると、子供たちはシリア北西部に多数あるコーラン学校に通っていたという。
シリアの内戦と、昨年トルコとシリア北部を襲ったマグニチュード7.8の大地震によって、この地域はすでに大きな打撃を受けている。
反体制派が支配するシリア北西部に住む510万人の大半は、14年目に突入した内戦で国内避難民となり、時には複数回避難を余儀なくされ、生きるために援助に頼っている。
AP