エルサレム:ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は土曜日、ガザ地区の戦後戦略がないことを理由に辞任すると脅されていたベニー・ガンツ戦時閣僚に辞任しないよう要請した。
ガンツ氏は先月、ネタニヤフ首相が6月8日までにガザの戦後計画を承認しなければ、緊急内閣を辞任すると述べた。
「私はベニー・ガンツに呼びかける。結束を諦めるな」とネタニヤフ首相はソーシャルメディアXで述べた。
ガンツ氏は土曜日に予定されていた記者会見をキャンセルした。
辞任を画策しているとの憶測に直接触れることなく、ガンツ氏は捕虜が解放された土曜日の夕方、イスラエルのテレビに出演した。
「この成果に対する正当な喜びとともに、イスラエルが直面しているすべての課題が…そのまま残っていることを忘れてはならない」とガンツ氏は語った。
「それゆえ、私は首相と指導部全員に言う。今日もまた、何が正しいのか、ここからどうすれば続けられるのか、責任を持って見つめなければならない」
中道派の国民連合党は先週、クネセト(イスラエル議会)を解散し、早期選挙を実施する法案を提出した。
ガンツ氏は、ネタニヤフ政権が崩壊し、早期選挙が実施された場合、連合政権を結成することが有力視されている。
元陸軍大将は、戦時内閣に入る前のネタニヤフ首相の主要なライバルの一人であったが、今週、ガザから人質を返すことが「優先事項」であると述べていた。
軍によると、ノア・アルガマニ(26歳)、アルモグ・メイル・ジャン(22歳)、アンドレイ・コズロフ(27歳)、シュロミ・ジヴ(41歳)は、土曜日にガザ中央部のヌセイラット難民キャンプから救出された。
軍は声明で、4人全員が10月7日のノヴァ音楽祭でハマス過激派に誘拐されたと述べ、4人は病院に搬送され、「良好な病状 」であると付け加えた。
過激派は10月7日にイスラエル南部を攻撃し、251人の人質を取った。
イスラエルの公式発表に基づくAFPの集計によると、この攻撃によりイスラエルでは1,194人が死亡した。
ハマスが統治するガザ保健省によると、イスラエルによる報復砲撃と地上攻撃により、36,801人が死亡した。
AFP