アンマン:アントニー・ブリンケン米国務長官は水曜日、ハマスが米国主導の停戦提案に返答したことを受け、仲介役カタールでの会談に向かった。
ハマスに停戦提案を受け入れるよう働きかけるため中東4カ国を回っているブリンケン氏は、パレスチナの過激派組織にメッセージを送っているカタールの最高指導部に会う予定である。
ハマス側は、ジョー・バイデン大統領が5月31日に打ち出した計画に対して、停戦のスケジュールやイスラエル軍のガザからの完全撤退を含む修正案を火曜日遅くに提案したと、協議に詳しい情報筋は述べている。
バイデン案は、イスラエル軍の「主要人口集中地区」からの撤退と6週間の停戦を要求している。
ホワイトハウスは火曜日、米国はこの返答を「評価中」だと述べた。
アメリカ政府関係者は、ハマスがすぐに協定全体を受け入れるのではなく、少なくともいくつかの変更を主張すると内々で予想していた。
バイデン氏は、市民に多大な犠牲を出し、民主党支持層の一部を敵に回した戦争に終止符を打つことを熱望している。
ブリンケン氏は火曜日、イスラエルでベンヤミン・ネタニヤフ首相がこの計画にコミットしていると語った。
ブリンケン氏は火曜日、ハマスのつかみどころのないガザの指導者ヤヒヤ・シンワル氏に、この取引に応じるよう迫った。
「ガザの地下10階建てのどこかに潜んでいる、今のところ安全な一人の男の世話をする一方で、彼が代表していると称する人々は、彼自身が作り出した十字砲火の中で苦しみ続けていていいのか?」ブリンケン氏はテルアビブで記者団に語った。
イスラエルは、イスラエルの公式発表に基づくAFPの集計によれば、1,194人(ほとんどが民間人)の死者を出した10月7日の攻撃の首謀者はシンワル氏だとしている。
ハマスが支配するガザの保健省によれば、イスラエル軍はガザに壊滅的な攻撃を加え、少なくとも37,164人が死亡した。
国務省によれば、ブリンケン氏はドーハで首長のタミーム・ビン・ハマド・アル・ターニー、シェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アル・ターニー両首相と会談する。
ブリンケン氏は水曜日にはイタリアに飛び、バイデン大統領とともに主要7カ国首脳会議に出席する。
AFP