
カイロ:空、陸、海からの砲撃が激しく続く中、イスラエル軍戦車はラファの西部地域に深く進入し、多くの家族が暗闇の中、家やテントからの避難を余儀なくされた、と住民が木曜日に語った。
住民によると、イスラエル軍は海岸近くのラファのアル・マワシ地区を攻撃した。この地区は、イスラエル軍が5月にラファ攻勢を開始して以来、すべての発表や地図で人道的地域に指定されている。
イスラエル軍は声明で、アル・マワシ人道地帯内での攻撃を否定した。
イスラエルは、今回の攻撃はラファにおけるハマスの最後の無傷の戦闘部隊を一掃することを目的としていると述べた。これらの人々の大半は現在、ガザ地区中央部のハーン・ユーニスやデイル・アル・バラに向けて北上している。
イスラエル軍は声明で、ラファで「情報に基づく標的作戦」を続けていると述べ、過去1日で、部隊が武器を発見し、至近距離での戦闘でパレスチナの射撃手を殺害したと述べた。
この1日で、ガザ地区全域の軍事施設、武装勢力、ロケット発射装置、トンネル坑道など45カ所を空爆したという。
イスラエルはハマスが根絶されるまで和平を拒絶しており、ガザの多くは廃墟と化している。しかし、ハマスの回復力は証明されており、以前イスラエル軍が撃退を宣言して撤退した地域でも、武装勢力が再登場して戦っている。
停戦提案
同グループは、アメリカの新しい停戦提案を歓迎したが、いくつかの修正を加え、いかなる合意も戦争の終結を確保しなければならないという姿勢を再表明した。
イスラエルは、アメリカの新たな和平提案に対するハマスの反応を、完全な拒絶だと表現した。しかし、仲介役のカタールとエジプトによれば、アメリカの支援を受けながら、合意を確保するための努力はまだ続いている。
ハマスが戦争の恒久的な終結とイスラエル軍のガザからの完全撤退を主張しているためだ。
ハマスが戦争を引き起こしたのは、昨年10月7日、過激派が封鎖したガザからイスラエル南部に電撃侵攻し、イスラエルの集計によれば、約1200人を殺害、250人以上の人質をガザに連れ帰ったことだ。
それ以来のイスラエルによるガザ侵攻と砲撃で、同領土の保健省によれば、少なくとも3万7000人が死亡した。さらに数千人が瓦礫の下に埋もれている恐れがあり、230万人の人口のほとんどが避難生活を強いられている。
ロイター