
ドバイ:シリアのアサド大統領は月曜日、両国がアンカラの「テロリズム」支援とトルコ軍のシリア領土からの撤退という核心的な問題に焦点を当てることができる場合にのみ、トルコのタイイップ・エルドアン大統領と会談すると述べた。
「問題は会談ではなく、その内容だ」と大統領府が公開したビデオクリップには、ダマスカスで記者団に語るアサド氏の姿が映っていた。
トルコは2011年にシリア内戦が勃発し、アサド政権追放を目指す反政府勢力を支援した後、シリアとの関係を断絶した。シリアの指導者は反体制派をテロリストとみなしている。
アンカラはまた、トルコ軍が現在駐留しているシリア北部に「安全地帯」を設定し、トルコの国家安全保障を脅かすとする武装勢力に対して、国境を越えた軍事作戦を数回実施している。
エルドアン大統領は7月初め、アサド大統領との関係回復に向けた会談の可能性について、「いつでも」アサド大統領を招待すると述べた。
「会談の根拠は何だろうか?テロ支援とシリアの土地からの撤退という問題の理由を終わらせることだろうか?これが問題の核心だ」
「もし(問題の)核心についての議論がなかったら、このような会談に何の意味があるのか?」
アサド大統領は、二国間関係の改善を目指すいかなるイニシアチブにも積極的に応じるが、そのような会談の基礎をまず築かなければならないと付け加えた。
ロイター