
ロンドン:国連パレスチナ難民救済機関は、グーグルに掲載されたイスラエル政府の広告を「非現実的」として拒否した。
アナドル通信が報じたところによると、イスラエル政府の主張は、UNRWAに関するグーグルの検索結果のトップに「スポンサーリンク」として表示されている。
テルアビブ政府のウェブサイトに掲載されているこれらの広告には、UNRWA職員が10月7日のテロに関与しているとか、UNRWAがハマスやその他のグループに浸透しているといった、根拠のない主張が含まれている。
UNRWAの報道官、ジョナサン・ファウラー氏は、(テロ組織関係者の)潜入の疑惑は根拠のないものだと述べた。ファウラー氏は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ガザ紛争中もそれ以前も、中立性違反の疑惑が生じた際には、繰り返し調査を行い、是正措置をとってきたと指摘する。
また、10月7日のガザに隣接する入植地に対する作戦と同組織の職員を結びつける証拠はないと強調した。
これに先立つ4月、フランスの元外相カトリーヌ・コロンナ氏が率いる独立調査委員会は、イスラエル当局が12人がUNRWAで働いていたという申し立てを裏付ける証拠をまだ何一つ提出していないことを明らかにした。
アラブニュースが見た48ページに及ぶこの報告書は、イスラエルが2011年以来受け取っているUNRWAの職員リストに名前が挙がっている人物について、これまで懸念を表明していなかったことも明らかにしている。