
ベイルート:レバノンの運輸大臣は日曜日、過激派組織とイスラエルとの全面戦争への懸念が高まる中、ヒズボラがベイルート空港に武器を保管していることを否定した。
アリ・ハミエ氏は記者会見を開き、メディアの「不合理な記事」の疑惑を否定し、英国の日刊紙テレグラフを攻撃した。
同紙は、シーア派武装集団が空港にミサイルやロケット弾を保管しており、「内部告発者」が「異常に大きな箱」の到着を報告したと伝えた。
イランの支援を受けたヒズボラは、同盟国のハマス支援のため、イスラエル軍とほぼ毎日銃撃戦を繰り広げている。
10月7日、ハマスの武装勢力がガザからイスラエル南部を攻撃して以来、パレスチナはイスラエルと戦争状態にある。
「この記者会見は、テレグラフ紙に書かれていることはすべて虚偽であり、ベイルート空港に出入りする武器はないことを明らかにするため行っている」とハミエ氏は記者団に語った。
ハミエ氏は、ヒズボラが影響力を持つ首都南部に位置するベイルート国際空港から発言した。
同氏は月曜日の朝、大使やジャーナリストを招き、”すべての人に開かれた “空港を視察させた。
レバノンの航空輸送組合は声明で、「ベイルート空港とその従業員、すべての民間人、空港を利用する人々を危険にさらすことを目的とした、誤った発言と嘘 」と非難した。
イスラエルは長年にわたり、ヒズボラがベイルート空港付近を含むレバノン全土のさまざまな施設に精密ロケットやミサイルを保管していると非難してきた。
ヒズボラはこれを否定している。
AFPの集計によると、ヒズボラとイスラエル軍との8ヶ月以上にわたる銃撃戦により、レバノンでは480人が死亡した。
イスラエル当局によれば、レバノン北部では少なくとも15人の兵士と11人の民間人が死亡したという。
イスラエル軍の空爆でヒズボラ幹部が殺害された後、国境を越えた応酬と緊張がこの2週間でエスカレートしている。
AFP