• イスラエル軍とヒズボラが、ガザ紛争と並行してレバノン南部の国境を越えて砲火を交わしている重要な時期に、この支援は行われた。

ベイルート： レバノン国営通信NNAは月曜日、レバノン軍がカタールから2000万ドルの追加支援を受けたと発表した。

この支援は、イスラエル軍とレバノンの武装組織ヒズボラが、ガザ紛争と並行してレバノン南部の国境を越えて砲火を交わしている重要な時期に行われた。レバノン軍は敵対行為には関与していないが、12月にはイスラエル軍の砲撃でレバノン軍兵士1人が死亡している。

ある治安筋がロイターに語ったところによると、カタールの新たな援助は、2022年に発表された6000万ドルのパッケージの継続であり、兵士の給与を支援するために分割で配布されたものだという。

同筋によれば、毎月100ドルが各兵士に配布されるという。

5年間の経済破綻により、レバノン・ポンドの対ドル相場は切り下げられ、ほとんどの兵士の賃金は月100ドル以下にまで下がった。

この金額では、22時間の停電を相殺できる発電機サービスの基本契約を結ぶのがやっとだ。

低賃金を補うため、多くの兵士が余分な仕事に就き、何人かは辞めている。レバノンでは数少ない、民族の誇りを結集し、分断された宗派間の団結を生み出すことのできる組織が、ほころびを見せているのではないかという懸念が高まっている。

ロイター