
ガザ市:ハマスが停戦交渉の中で、超党派の独立政府が戦後のガザとイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区を運営することを提案していると、パレスチナ・イスラム主義運動の政治局メンバーが金曜日に語った。
「我々は、超党派の国家能力政府が戦後のガザとヨルダン川西岸地区を管理することを提案した」と、ホッサム・バドラン氏は、カタール、エジプト、アメリカの仲介でイスラエルとハマスの間で進行中の交渉について声明で述べた。
「戦争後のガザ行政は、外部からの干渉を受けないパレスチナ内部の問題であり、ガザでの戦争の翌日について外部のいかなる当事者とも話し合うつもりはない」とバドラン氏は付け加えた。
ハマス当局者はAFPに対し、超党派政府の提案は「調停者とともに」なされたと語った。
この政府は、「戦争後の初期段階において、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の問題を管理し、総選挙への道を開く」ことになる。
バドラン氏の発言は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、イスラエルがエジプトとの国境沿いのガザ領土であるフィラデルフィア回廊の支配権を保持することを要求した後のことだった。この条件は、停戦後はイスラエルはガザ全域から撤退しなければならないというハマスの立場と対立する。
ネタニヤフ首相は木曜日、フィラデルフィア回廊の管理は、”エジプトからハマスへの武器の密輸 “を防ぐ努力の一環だと述べた。
交渉はカタールのドーハとエジプトのカイロで行われており、ガザの停戦とハマスに拘束されている人質の返還を目指している。
戦争は10月7日、ハマスによるイスラエル南部への前代未聞の攻撃で始まった。イスラエルの数字に基づくAFPの集計によれば、そのほとんどが民間人で、1,195人が死亡した。
また、武装勢力は251人の人質を拉致し、そのうち116人がガザに残っている。
ハマスが統治するガザの保健省のデータによると、イスラエルは軍事攻撃で対抗し、ガザで少なくとも38,345人が死亡した。
AFP