
ポート・スーダン:1年以上にわたって軍と戦争状態にあるスーダンの即応支援部隊(RSF)の司令官は火曜日遅く、来月の停戦協議に同意した。モハメド・ハムダン・ダガロ司令官はソーシャルメディア「X」への投稿で、アントニー・ブリンケン米国務長官の交渉招待を「歓迎する」と述べ「2024年8月14日にスイスで開催される停戦交渉への参加を宣言する」と続けた。
「スイスでの協議は、スーダン全土での暴力の停止、必要な人々への人道的アクセス、あらゆる合意の履行を確実に実施するための手段を模索する事を目的としています」とブリンケン米国務長官は述べた。
2023年4月以来、アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン陸軍将軍率いるスーダン正規軍と、彼の元副官ダガロ司令官のRSFとの間で残忍な戦争が続いている。国連によれば、この紛争は数万人の死者を出し、国境を越えて逃亡した200万人を含む1000万人以上の人々が生活環境基盤を剥奪された。
専門家によれば、両勢力は地上での戦術的優位を争っており、アフリカ連合を含むこれまでの調停の試みは、紛争当事者間協議も実現せず失敗している。
アントニオ・グテーレス国連事務総長のスーダン担当個人特使ラムタネ・ラマムラ氏が、今月ジュネーブで開催したRSFとスーダン軍との間接協議は、国連によって「心強い」第一歩と称された。会談では人道支援と民間人の保護に焦点が当てられたが、両者とも相手側とは直接会談していない。
両者とも、何百万人ものスーダン人が飢餓の瀬戸際で苦しむ中、意図的に民間人を標的にした戦争犯罪、住宅地への無差別砲撃、人道援助の妨害などで繰り返し非難されてきた。RSFは特に、民族浄化、組織的な性的暴力、横行する略奪で告発されている。
AFP