
カイロ:エジプト外務省は日曜日、イスラエルとレバノンのヒズボラとの緊張が高まる中、レバノンを支援し「戦争の惨禍を免れる」ことの重要性を強調した。
現在進行中のガザ戦争の調停国であるエジプトは、レバノンとの戦線拡大の危険性にも警告を発した。
イスラエルがレバノンの武装組織ヒズボラへの即時報復を宣言する中、日曜日にはイスラエル占領下のゴラン高原でロケット弾攻撃により死亡した12人の子供と若者の葬儀が行われ、数千人の弔問客が参列した。
ヒズボラは、10月7日のハマスの奇襲攻撃を発端とする、ガザ戦争が勃発して以来、イスラエルに隣接する領土で最も多くの犠牲者を出した、マジュダル・シャムスへの攻撃の関与を否定した。
イスラエル軍の戦闘機が一夜にしてレバノン南部の標的を攻撃したが、午後6時(1500GMT)からの安全保障閣僚会議を受けて、より強硬な報復が予想されていた。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は訪米から戻り、会議に先立って安全保障当局者と会談した。
アントニー・ブリンケン米国務長官は、子どもたちがサッカーをしていた運動場を直撃したロケット弾は、ヒズボラが発射したと確定する証拠があると述べ、アメリカはイスラエルの自衛権を支持するが、レバノン南部でイスラエル軍とヒズボラとの間で連日繰り広げられている紛争が、これ以上エスカレートすることを望んでいない、と述べた。
ロイター