
エルサレム:イランとヒズボラがイスラエルによるものとする幹部2名の殺害を報復することが予想されるなか、イスラエル軍は日曜日、「今のところ」民間人保護の方針に変更はないと述べた。
ダニエル・ハガリ軍事報道官(少将)は、記者団へのオンライン・ブリーフィングで、「今夜は、イスラエル領土に対する敵の反応を警戒しているという様々な報告や噂について言及したい」と述べた。
「今のところ、ホームフロント司令部の防衛方針に変更はないことを強調しておく」と、自然災害を含む戦争や緊急事態の際の市民の保護を扱う軍の一部門について語った。
ハガリ氏をはじめ、ベンヤミン・ネタニヤフ首相を含むイスラエルの軍・政府高官は、イスラエルはいかなる攻撃にも備えていると繰り返し述べてきた。
しかしハガリ氏は、イスラエルの防衛は “密閉 “ではないと述べた。
「我々は、いかなる脅威にも備えるために必要な警告を与えるよう努力している」
「防護は密閉されたものではありません。したがって、すべての国民は、どこにいても、どのような指示があるのかを知り、警戒することが求められている」
ハガリ氏はまた、ホームフロント司令部が、緊急事態が発生した場合に市民に警報を発する新しいシステムを立ち上げたと発表した。
「警報は、脅威にさらされている地域の携帯電話に送られます」
「これはアプリケーションを必要とせず、市民が何もしなくても行われる」
火曜日にベイルート郊外でヒズボラの最高司令官フアド・シュクル氏、翌日にテヘランでハマスの政治責任者イスマイル・ハニヤ氏が殺害されたことで、10ヶ月近く続くガザ紛争が地域紛争に発展するのではないかと懸念されている。
イランとそのレバノンの同盟国であるヒズボラは、イスラエルの仕業と思われるこの殺害に復讐すると表明した。
イスラエルはシュクル氏殺害の責任を主張しているが、ハニヤ氏の死については沈黙を守っている。
ヒズボラは、10月7日にガザでハマスによるイスラエルへの前代未聞の攻撃を受けて戦争が勃発して以来、イスラエルとほぼ毎日国境を越えた銃撃戦を繰り広げている。
AFP