• イスラエルの空爆、レバノン国境の町メイズ・アル・ジャバルで墓穴を掘っていた市民2人を殺害
• カナダ外相、ナジーブ・ミカティ首相と電話会談、紛争の「緩和」を求める

ベイルート：イスラエルの戦闘機は月曜日、ベイルートとレバノン南部上空で防音壁を破り、ソニック・ブームを発生させた。

紛争の行方が不透明になりつつある中、月曜日の朝、イスラエル軍のジェット機がメイズ・アル・ジャバルの町を攻撃し、地元の墓地で墓穴を掘っていた民間人2人を殺害した。この2人は、レバノンのイスラム・リサラ・スカウト協会に所属する救急隊員のモハメド・ファウジ・ハマディ氏とアリ・ガレブ・シャキール氏であった。

イスラエル軍はまた、ナバティエ県マルジェユーン地区の村タロウサをリン爆弾で爆撃した。これらの武器は国際法では禁止されていないが、人口密集地での使用は厳しく制限され、禁止されている。

別の場所では、イスラエル兵がラブ・エル・タラティンの町を攻撃した。何人かが負傷し、病院に運ばれたが、容態は “安定 “しているという。

前日のイスラエルによるフーラへの空爆でメンバー2人が殺害されたことに続き、ヒズボラの軍事作戦は月曜日も継続され、同グループは、”エリート兵舎に新設された第91旅団の司令部を無人機部隊で空爆し、将校や兵士の位置や居場所を狙い、直接攻撃した “と述べた。

ヒズボラはまた、”アル・マリキヤを攻撃ドローンで攻撃し、意図した目標を効果的に攻撃した “と述べた。同グループはまた、ザルイット兵舎とラス・アル・ナクーラ海軍用地を重砲で攻撃したという。

イスラエル陸軍ラジオは、”上ガリラヤのアイレット・ハシャハル地区のシェルター付近でドローンが爆発”、”レバノンから発射された複数のミサイルを迎撃した結果、上ガリラヤの各所で火災が発生 “と報じた。

一方、イスラエル軍は “ガリラヤのフィンガーでドローンが爆発し、将校と兵士が中程度の負傷を負った “と述べた。しかしイスラエルの報道機関によると “将校は死亡した “と報じている。また、レバノンからロケット弾が発射された後、西ガリラヤの町とナハリヤ市周辺で警報が鳴ったと報じられた。

ヒズボラのハッサン・ナスララ師は、先週ベイルート南郊でイスラエルに暗殺された同党の軍事指導者フアド・シュクル氏の追悼式典で火曜日に演説を行う予定である。

レバノンのナジーブ・ミカティ首相の事務所によると、首相はカナダのメラニー・ジョリー外相から電話を受け、その中で「エスカレーションを止め、平和的解決策に訴え、国際決議を履行する必要性を強調した」という。

ミカティ氏は月曜日の社交イベントに出席した際、「絶望を禁じ、私たちは生きることを主張する。私たちは責任を果たし続け、この国をあらゆる危険から守るために努力する」と述べた。

彼の発言は、自国民に対してレバノンからの即時退去を求める諸国が増加するなかでのことだった。アメリカ大使館は、アメリカ国民はレバノンへの渡航を控え、すでにレバノンに滞在している者はできるだけ早く出国するようにとの国務省の警告を繰り返した。日本の外務省とトルコ当局も同様の勧告を出した。

ドイツの航空会社ルフトハンザは、テルアビブ、テヘラン、ベイルートへの全便の運航停止を8月12日まで延長した。

一方、レバノン国会の元副議長であるエリー・フェルズリ氏は、国際的な平穏化の呼びかけが短期的に成功するかどうか疑問視している。

同氏は「今、非エスカレーションについて話すのは早い。われわれが対応し、状況がピークに達するまでは、このようなことは起こらないだろう」と述べた。

「今日、誰もがヒズボラとイランの対応を予想しており、イスラエルがベイルート南部郊外を標的としてフアド・シュクル氏を暗殺し、また、イランの首都テヘランの奥深くを攻撃し、ハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏の住居を爆破した。あらゆる配慮と規則を破ったことに対し、抵抗軸のすべての国々がそれに加わるかもしれない」