アンマン:アブドゥラー国王は日曜日、アル・フセイニヤ宮殿で米国議会補佐官の代表団に対し、ヨルダンは現在進行中のガザ紛争に巻き込まれることはなく、自国民の安全を最優先すると述べた。
国王は、地域の安定に対するヨルダンのコミットメントを再確認する一方で、緊張を緩和し、ガザでの即時停戦を確保するための緊急の努力を求めた。国王は、この紛争が地域に重大な脅威をもたらすと警告し、より広範な戦争へのエスカレートを防ぐための国際的な努力の強化を促した。
また、ヨルダン川西岸のパレスチナ人に対する過激派入植者の攻撃や、エルサレムのイスラム教・キリスト教の聖地での侵害の危険性を強調した。アブドゥラー国王は、パレスチナ人とイスラエル人のための永続的な平和と安全への唯一の道として、2国家体制に基づく政治的解決の必要性を繰り返し強調した。
アブドゥラー国王はまた、国連パレスチナ難民救済事業機関がその人道的使命を果たせるよう、引き続き支援することの重要性を強調した。
会談ではまた、米国とヨルダンの関係を強化する機会についても話し合われ、アブドゥラー国王は米国の継続的な支援に感謝の意を表した。一方、米国の代表団は、アブドゥラー国王の指導の下、地域の平和と安定を促進する上でヨルダンが重要な役割を担っていることを認めた。
会談には、アイマン・サファディ副首相兼外務・駐在大臣、ジャファル・ハッサン国王府長官、ディナ・カワル駐ワシントン・ヨルダン大使が出席した。