ワシントン:ホワイトハウスのジョン・カービー国家安全保障報道官は月曜日、米国は、早ければ今週中にも中東でイランあるいはその代理勢力による大規模な攻撃が行われる可能性に備えている、と述べた。
カービー報道官は、イランとハマスが先月テヘランでハマス指導者の暗殺をイスラエルが行ったと非難した後、米国は地域の戦力態勢を強化し、イランが支援する可能性のある攻撃に対するイスラエルの懸念を共有していると述べた。
「我々は、イスラエル側と同じ懸念と予測を共有している。今週中かもしれない」
「我々は、一連の重大な攻撃に備えなければならない」
先月、イスラエル占領下のゴラン高原でミサイルが12人の若者を殺害して以来、イスラエルは大規模な攻撃に備えてきた。
この作戦の翌日、ハマスの政治指導者ハニヤ氏がテヘランで暗殺され、イランはイスラエルへの報復を誓った。
「イスラエルが4月のような攻撃から自国を守らなければならない事態は避けたい。しかし、もしそのような事態になれば、我々はイスラエルが自衛するのを支援し続けるだろう」とカービー氏は語った。
国防総省は日曜日に、ロイド・オースティン国防長官が誘導ミサイル潜水艦の中東への配備と、エイブラハム・リンカーン空母打撃群の同地域への配備加速を命じたと発表した。
しかし米政府関係者は、リンカーン空母打撃群は現在南シナ海に接近しており、中東に到達するには1週間以上かかるだろうとロイターに語った。
月曜の原油価格は3%以上跳ね上がり、中東紛争の拡大が世界の原油供給を引き締めるとの予想から5セッション連続で上昇した。
ガザでの戦闘を停止させ、イランやその代理勢力とのより広範な地域紛争への移行を防ぐための合意を求める国際的な動きの中、イスラエル軍は月曜日、ガザ南部のハーン・ユーニス近郊で作戦を続行した。
ロイター