ロンドン:エミレーツ・ニュース・エージェンシー(WAM)が金曜日に報じたところによると、UAE大統領は、ガザでのポリオ・ウイルス再流行を受けて、ワクチンと予防接種活動のための資金を割り当てた。
シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は、この予防接種キャンペーンはUAEからの500万ドルの拠出によって支援されると発表した。
この2回にわたる予防接種キャンペーンは、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UN Children’s Fund)、国連パレスチナ難民救済事業機関(UN Relief and Works Agency for Palestine Refugees)と協力して実施される。
このキャンペーンでは、ガザに住む10歳未満のパレスチナ人子ども64万人以上にポリオワクチンを2回接種する。
WAMによると、このキャンペーンは日曜日に開始され、ガザ中心部から始まり、南部、北部へと移動する。
それぞれの段階は、今週発表された地域ごとの人道的休止期間中に3日間継続される。
配布準備のため、約126万人分のポリオワクチンがガザに届けられ、さらに40万人分がまもなく到着する予定である。WAMの報道によると、移動チームを含む2100人以上の保健ワーカーが、キャンペーンの両ラウンドの配布をサポートする予定である。
ポリオの蔓延を防ぐためには、各回で少なくとも90%のワクチン接種率が必要である。
キャンペーンの計画は、7月にガザでポリオウイルスが検出されてから始まった。世界保健機関(WHO)は8月23日、ガザで少なくとも1人の子どもが変種2型ポリオウイルスによって半身不随になったことを確認した。
昨年10月、イスラエルによるハマスへの軍事攻撃がガザで開始されて以来、UAEは同国大統領の指揮の下、食糧、医療援助、避難所資材など4万トン以上の緊急物資を届けてきた。
また、ガザ南部に野戦病院を、エジプトのアル・アリーシュ沖に水上病院を設立し、負傷した数千人のパレスチナ人に医療を提供している。
UAEはエジプトとの国境にあるラファに、1日160万ガロンの能力を持つ6つの海水淡水化プラントを設立し、ガザの60万人以上のパレスチナ人に水を供給している。