アンマン:ヨルダンは、トラック運転手がイスラエル人警備員3人を射殺するという異例の事件から2日後の火曜日、イスラエル占領下のヨルダン川西岸との国境検問所を再開した。
ヨルダン国籍の男は、イスラエルとハマスのガザ戦争が始まってほぼ1年が経過した日曜日にアレンビー検問所でテロを起こした。ヨルダン川西岸では暴力が急増している。
イスラエル軍は犯人を射殺し、犯人は軍や警察ではない「警備員」として働いていたイスラエル人3人を殺害したと発表した。
ヨルダン当局は襲撃後、キング・フセイン・ブリッジとしても知られる同検問所を閉鎖した。
この銃撃事件は、1990年代以来、この地域で起きた初めての事件であった。
ヨルダン渓谷にあるこの検問所は、ヨルダン川西岸地区からのパレスチナ人にとって、1967年以来同地区を占領しているイスラエルに入国する必要のない唯一の国際ゲートウェイである。
匿名を条件に、ヨルダンの治安関係者は、ヨルダンは同検問所を旅客には再開したが、貨物輸送には閉鎖されたままだと述べた。
ヨルダンでは火曜日に議会選挙が行われ、イスラエルとハマスの戦争が有権者の心に重くのしかかっていた。
アナリストたちは、高い棄権率が予想され、イスラム主義の候補者たちは、ハマスによる10月7日のイスラエルへの前代未聞の攻撃によって引き起こされた壊滅的な戦争に対する国民の怒りを利用しようと苦闘している。
この攻撃を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は加害者を「卑劣なテロリスト」と非難し、「殺人イデオロギー」に触発されたと述べた。
ハマス側はこのテロを称賛したが、犯行声明は出さず、「パレスチナとヨルダンにおける占領とその犯罪、その野望に対するアラブ人民の拒絶を示すものだ」と付け加えた。
AFP