• レバノンの大臣、イスラエルの「心理戦」を非難するジャーナリストを支持
• ヒズボラ、住宅地への攻撃への報復としてイスラエル北部にロケット弾を発射

ナジャ・フーサリ

ベイルート:米国大統領特使のアモス・ホッホシュタイン氏が月曜日、イスラエルとレバノンの国境沿いでエスカレートする暴力を食い止めるべく、テレアビブに到着する予定である。

ホッホシュタイン氏は、自制を促す米国からのメッセージを携えており、イスラエルに対して大規模な軍事行動を回避するよう呼びかけるものと見られている。

イスラエル政府は、ヒズボラとの紛争の激化に対する対応について、外交努力または大規模な軍事作戦のいずれかを通じて議論するため、日曜日に会議を開く予定である。

この会議は、約1年前にイスラエル北部から避難を余儀なくされた入植者の帰還を促進すべきだという国内の圧力が強まっている中で行われる。

暫定情報大臣のジアード・マカリ氏は、レバノンのジャーナリスト、アマル・アル=ハリール氏の例を出し、イスラエルの「知的テロと心理戦」を非難した。

同大臣は、イスラエル側から彼女の携帯電話に殺害の脅迫があったことを受け、ヒズボラ寄りの新聞「アル=アハバル」の特派員であるアル=ハリール氏に電話をかけた。

土曜日、ヒズボラはイスラエル北部、主にロシュ・ピナとティベリア湖北部の地域に多数のロケット弾を雨のように降らせ、攻撃用無人機による攻撃も実施した。

この攻撃は、イスラエル軍がベッカー地方西部のアル・アハマディヤ村やナバティエ地区のカフル・ルマン村など、南部の村々の住宅を攻撃したことへの報復である。

ヒズボラは一連の声明で、マアレ・ゴラニ兵舎の第810エルモン旅団本部を攻撃ドローンで攻撃し、ティベリア湖の北西にあるイフタ・エリフレトの第282砲兵・精密ミサイル旅団本部をカチューシャ・ロケットで攻撃したと発表した。

ガリラヤ西部のアヴィヴィムでもサイレンが鳴った。

イスラエル軍報道官によると、早朝からレバノンからガリラヤ北部に向けて55発のロケット弾が発射されたという。

イスラエルのメディアは、ヒズボラが攻撃範囲を拡大し、サフェド、ティベリア、ロシュ・ピナを標的にしていると報じた。

ガリラヤ西部のサフェド、アミアッド、ドベブ、イファタでもサイレンが鳴った。

ガリラヤ北部では大きな爆発が起こり、ロケット弾がサフェドの南にあるカハル地区に落下したとの報告があった。

レバノンからロケット弾が発射された後、ゴラン高原のザウラにある砲兵隊の掩蔽壕で爆発音が聞こえた。付近の複数の入植地でもサイレンが鳴った。

ヒズボラは、北部軍予備本部、ガリラヤ師団予備基地、およびアミアッドの補給基地を数十発のカチューシャロケットで攻撃したと発表した。

また、武装集団は、誘導ミサイルでルーイッサト・アル・アラム・ゼブディーン道路上でイスラエルのメルカバ戦車を破壊したと主張した。

レバノンの保健省は、金曜日にナバティエ地区のKfar Rummanの建物に対するイスラエルの空爆により、13人が負傷し、そのうち1人は入院治療が必要だと発表した。

ヒズボラは、レバノン山岳部のカマティヤ出身のメンバー、アッバス・ハマダさん(34)の死を悼んだ。

イスラエル軍は南部の国境沿いの町々に対して、空爆と砲撃を繰り返した。

イスラエル軍のスポークスマン、アビチャイ・アドレイ氏は、治安部隊が金曜日の朝と夜遅くにガリラヤ地方を攻撃するために使用されたロケット発射地点を標的にしたと主張した。

アドレイ氏は、戦闘機がKfar Rummanの軍事施設を標的とし、イスラエル軍の砲兵部隊がレバノン南部の地域を砲撃したと述べた。

イスラエルの偵察機と軍用無人機は、南部の村の上空を飛び続け、ティールの市街地近くまで到達した。一方、フレアが西側および中央セクターの両方でブルーラインに隣接する国境沿いの村の空を照らした。