ニューヨーク:米国は、紅海での船舶への攻撃により重要な商業航路を人質に取っているフーシ派と武器移転について協議したとして、ロシアを非難した。
ニューヨークで開催中の国連総会の傍らで、米国のティム・レンダーキング国連イエメン担当特使は、モスクワがフーシ派と「取引」を行い、彼らの船が紅海を無傷で航行できるようにしていると述べた。
レンダーキング氏は、「ロシアとフーシ派が協力方法について対話を行っているという確認が取れている」と述べ、武器の移転についても含まれていると付け加えた。
「現時点で武器が移転されているかどうかは不明だが、そうならないよう、我々は皆警鐘を鳴らしているところだ」と付け加えた。
武器移転が実現すれば、「紛争を大きく変える可能性がある」とレンダーキング氏は述べ、イエメン戦争を終わらせるための努力がすでに頓挫している中、「エスカレート」が起こる可能性があると警告した。
「ロシアがフーシ派に致死性兵器を提供するのではないかという考えは、この地域の国々にとって非常に憂慮すべきことだ」と彼は述べた。
ロシアはウクライナでの戦争で兵器を強化しようとしているため、重い制裁を受けているイランと北朝鮮との軍事的関係を強化している。
ウクライナ侵攻以来、米国とロシアの関係は急速に悪化しており、米国は欧米を主導してモスクワに制裁を課し、キエフに武器を供給している。
フーシ派は、ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦いにおけるパレスチナ人との連帯を示すため、イスラエル、米国、英国と関係のある船舶を標的にしていると主張し、11月以来、紅海とアデン湾の船舶に無人機やミサイルを発射している。
フーシ派の攻撃により、少なくとも4人の船員が死亡し、2隻の船舶が沈没した。
Galaxy Leader号は11月にハイジャックされ、25人の外国人乗組員とともに、現在もフーシ派に拘束されたままである。
AFP