
ベイルート:レバノン軍は、イスラエルとヒズボラの戦闘がほぼ1年続くなか、1日に2人目の兵士がイスラエルの砲撃により死亡したことを受け、木曜日に初めてイスラエルに砲撃を返したと発表した。
「イスラエルの敵が南部のビン・ジャビール地区にある軍の駐屯地を標的にしたため、兵士が死亡した。駐屯地の兵士たちは砲撃源に対応した」と軍は声明で述べた。
軍当局者は、繊細な問題について議論するために匿名を希望し、AFP通信に対し、前哨基地が「直接」攻撃されたため、これは昨年10月以来のイスラエル軍の攻撃に対する初の対応であると述べた。
9月23日にイラン支援グループとイスラエルとの間でエスカレートして以来、レバノン兵士のこのような死亡は3人目である。
木曜日の朝、軍は「イスラエルによる敵対行為により、レバノン赤十字社との避難・救助活動中のテイベ村で兵士1名が死亡、1名が負傷した」と発表していた。
レバノン赤十字社はボランティア4名が負傷したと発表した。
ヒズボラは以前、イスラエル軍がレバノン領内に侵入しようとした3回の試みを撃退したと発表しており、その中にはテイベ村からそれほど離れていない場所での侵入未遂も含まれていた。
イランが支援する武装集団は、「ファティマの門で敵イスラエル軍が前進を試みたのを砲撃で撃退した」と述べた。「ファティマの門」とは、国境沿いに延びるセメントと有刺鉄線の壁の地点を指す。
ヒズボラはまた、マルーン・アル・ラスとヤルーンの町付近に「潜入」しようとしたイスラエル地上軍に対して「4つの爆発装置」を仕掛けたとも述べた。
また、レバノンの「町、村、民間人」に対するイスラエルの砲撃への報復として、イスラエルのティベリア市やアッコ地区の軍需産業基地を含む多数のロケット弾を発射したと発表した。
月曜日には、ワザニ地区の検問所でオートバイを狙ったイスラエルの攻撃によりレバノンの兵士が死亡した。
AFP