ブリュッセル:欧州連合(EU)のジョゼップ・ボレル外相は火曜日、欧州議会でレバノンの状況は日を追うごとに悪化していると述べ、停戦を実現すべきだと付け加えた。
同氏によると、レバノンの人口の約20%が避難を余儀なくされているという。
また、世界食糧計画の関係者は火曜日、レバノンが自給自足できる能力について懸念を表明し、敵対行為が激化する中で、南部の数千ヘクタールに及ぶ農地が焼失したり、放棄されたりしていると述べた。
「農業面でも、食糧生産面でも、レバノンが自給を継続できるかについて、非常に懸念している」と、レバノンWFP国別事務所のマシュー・ホリングスワース氏はジュネーブでの記者会見で述べた。
さらに、収穫は行われず、農作物は畑で腐っていると付け加えた。
同じ記者会見で、ベイルートの世界保健機関(WHO)高官イアン・クラーク氏は、レバノンの避難民の間で伝染病が蔓延するリスクが非常に高いと警告した。
先週、イスラエルは、一連の攻撃によりヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師と幹部の大半が死亡したことを受け、レバノン南部への限定的な地上作戦を開始したと発表した。この戦闘は、イスラエルとヒズボラが2006年に1か月間戦った戦争以来、最悪の事態となっている。
日曜日の夜遅く、新たな空爆によりベイルートのスカイラインが再び照らされた。イスラエルが9月23日に空爆作戦をエスカレートさせて以来、ダヒヤという南部郊外エリアに対する同国最大の空爆が行われた翌日のことである。
ロイター