
ガザ地区:イスラエル当局は依然として、包囲された人々への医薬品や食料などの緊急物資をガザ地区北部に届けるための人道支援活動を妨害していると、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ氏は月曜日に述べた。
病院は被害を受け、停電している。「UNRWAの残る避難所は過密状態であり、避難民の一部はトイレで生活せざるを得ない状況だ。報告によると、脱出を試みる人々が殺され、その死体が路上に放置されている。瓦礫の下敷きになった人々を救出する任務も拒否されている」と彼は付け加えた。
UNRWAの声明に対するイスラエルの即時のコメントはなかった。
イスラエルは、月曜日の朝にも実施された陸路での物資輸送や空中投下により、大量の人道支援物資をガザ地区に搬入していると発表している。また、カマル・アドワン病院の患者の避難も支援していると述べている。
「UNRWAを含む人道支援団体は、ガザ地区北部へのアクセスを確保しなければならない。人道支援を否定し、軍事目的のために利用することは、道徳観がどれほど低下しているかを示している」とラザリーニ氏は述べた。
同氏は、パレスチナ自治区内の困窮している人々すべてに支援が届かなければならないとし、その中にはハマス武装勢力に拘束されている子どもやイスラエル人人質も含まれていると述べた。
「停戦は、この終わりのない悪夢に終止符を打つ第一歩である」と彼は付け加えた。
イスラエルは2週間以上前に、ハマス戦闘員の再編成を阻止することを目的として、ガザ地区北部、特に同地区最大の歴史的キャンプ地であるジャバリア地区で大規模な軍事攻勢を開始した。
ロイター