アンマン/アンカラ:シリア軍と反政府軍の情報筋によると、ロシアとシリアの戦闘機は木曜日、数年ぶりに領土を獲得した反政府勢力の攻勢を押し返すため、シリア北西部のトルコとの国境付近を空爆した。
過激派組織ハヤト・タハリール・アル・シャム率いる反体制派は水曜日、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領が支配する北西部アレッポ県の12の町や村への侵攻を開始した。
この攻撃は、アサド政権を支持するロシアと反体制派を支持するトルコが停戦に合意した2020年3月以来最大のもので、アサド政権の支配に反対する何百万人ものシリア人を根こそぎにした長年の戦闘に終止符を打った。
奇襲作戦以来初の声明で、シリア軍は、広い戦線で攻撃してきたテロリストと称する者たちに大きな損害を与えたと述べた。
軍は、地面を取り戻し、状況を回復するために、ロシアと無名の「友軍」と協力していると述べた。
反体制派はアレッポ市郊外からほぼ10キロ(6マイル)前進し、レバノンのイランに支援されたヒズボラが強力な民兵を擁する2つのシーア派の町、ヌブルとザーラから数キロ離れたところにいた。
彼らはアレッポの東、親イランの民兵が前哨基地を置くアル・ナイラブ空港を攻撃した。
2人の軍関係者によれば、ロシア機は新たに占領した地域を攻撃し、反対派が支配する最後の飛び地の人口密集地の町を攻撃したという。
ホワイト・ヘルメットとして知られる反体制派が運営する救援サービスによると、反体制派が支配するアタレブの町で、ロシア機が住宅地を爆撃し、少なくとも16人の市民が死亡したという。
戦闘の結果、アレッポ-ダマスカスの主要幹線道路は閉鎖されたと、住民や目撃者は語った。
反体制派によると、このキャンペーンは、ロシアとシリア空軍がここ数週間、シリア北西部のイドリブ県南部の地域で市民に対する攻撃を強化したことに対応したもので、反体制派との前線近くに兵力を増強しているとするシリア軍の攻撃を先制するためのものだという。
ロイター