
ガザ:米国の慈善団体ワールド・セントラル・キッチンは土曜日、イスラエル軍の空爆で従業員を乗せた車両が攻撃されたことを受け、「ガザでの活動を一時停止する」と発表した。
イスラエル軍は、WCKのパレスチナ人職員が空爆で死亡したことを確認し、その職員が「テロリスト」であり、「イスラエルに潜入し、昨年10月7日の虐殺に参加した」と非難した。
WCKは声明で、「車両に乗っていた個人が10月7日のハマス攻撃と関係があったとされることは知らなかった」と述べ、死者については確認しなかった。
We are heartbroken to share that a vehicle carrying World Central Kitchen colleagues was hit by an Israeli airstrike in Gaza.
— World Central Kitchen (@WCKitchen) November 30, 2024
At this time, we are working with incomplete information and are urgently seeking more details.
World Central Kitchen had no knowledge that any… pic.twitter.com/7fPLZ8z9Vy
AFP通信によると、ガザ民間防衛局のマフムド・バサル報道官は土曜日未明、南部の主要都市ハーン・ユーニスで起きた攻撃で、「ワールド・セントラル・キッチンの従業員3人」を含む5人が死亡したと述べた。
「3人ともWCKで働いており、ハーン・ユーニスでWCKのジープに乗っていたところを攻撃された」とバサル氏は述べ、その車には「ロゴがはっきりと見えるようにマークされていた」と付け加えた。
WCKは、ストライキが労働者を襲ったことを確認したが、「現時点では、不完全な情報で動いており、緊急に詳細を求めている」と付け加えた。
イスラエル軍の声明によると、ガザの人道支援を監督する部署の代表者は、「国際社会とWCKの管理部門の高官に対し、問題を明確にし、10月7日の大虐殺に参加した労働者の雇用に関する緊急調査を命じるよう要求した」という。
また、ハーン・ユーニスでの空爆は「民間人の無登録車両を直撃し、そのルート上の移動は援助物資輸送のために調整されたものではなかった」と述べた。
4月、イスラエルの攻撃により、オーストラリア人、英国人3人、北米人、パレスチナ人、ポーランド人の7人のWCKスタッフが死亡した。
イスラエルはこの空爆で「ハマスのガンマン」を標的にしたと述べたが、軍は一連の「重大なミス」と自国の交戦規定違反を認めた。
国連は先週、昨年10月の開戦以来333人の援助関係者が殺害され、そのうち243人が国連パレスチナ難民救済機関(UNRWA)の職員だったと発表した。
AFP通信のイスラエル公式集計によると、パレスチナ武装勢力が2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃した結果、1,207人が死亡した。
国連が信頼できるとみなすガザ保健省の数字によれば、イスラエルの報復軍事攻撃によって、ガザでは44,382人が死亡した。
AFP