
カイロ:スーダンは、20ヶ月に及ぶ敵対する将軍間の壊滅的な戦争の後、「過去最大の人道危機」となっている、と国際救済委員会が水曜日に発表した報告書で述べた。
ニューヨークを拠点とする同組織は、2025年緊急事態ウォッチリストの中で、「スーダンは、世界人口の1%にも満たないにもかかわらず、人道支援を必要とする人々の10%を占めている」と述べた。
2023年4月以来、スーダンの正規軍と即応支援部隊(RSF)との間の戦争により、数万人が死亡し、1200万人が根こそぎにされている。
そのうちの900万人近くがスーダン国内で避難生活を余儀なくされており、その多くはインフラが壊滅した地域で、大量の飢餓の脅威に直面している。
国連によれば、スーダン全土で人口の約半分に当たる2600万人近くが深刻な飢餓に直面している。
ダルフール西部のザムザム避難民キャンプではすでに飢饉が宣言されており、国連はスーダンが近年で最悪の人道危機に直面していると述べている。
IRCの報告書では、人道的悪化の危険性が最も高い20カ国が挙げられており、スーダンは2年連続でリストの最上位にランクされている。
IRCによれば、アフリカ北東部全域で合計3040万人が人道的困窮に陥っており、「記録が始まって以来最大の人道危機」だという。
戦争に終わりは見えず、両当事者はここ数週間、住宅地への攻撃を強めている。
IRCは、健康危機が悪化し、双方が「人道的アクセスを遮断」し続けていることから、完全な「人道崩壊」を警告した。
IRCによると、世界で約3億500万人が人道支援を必要としており、その82%がパレスチナ占領地、ミャンマー、シリア、南スーダン、レバノンなどの監視対象地域にいるという。
IRCのデイビッド・ミリバンド事務局長は、「『世界は燃えている』というのが、何億もの人々にとっての日々の現実であることは明らかだ」
「世界は2つの陣営に分かれつつある。不安定な紛争国家に生まれた人々と、安定した国家で成功するチャンスを得た人々だ」