
ワシントン:米軍は金曜日、シリアでの空爆によりダーイシュの指導者とグループのメンバー1人を殺害したと発表した。
ワシントンは今月初旬にアサド政権が崩壊して以来、過激派グループに対する軍事行動を強化しており、反体制派が現在支配している地域を電撃攻撃する前に、シリアとロシアの防空システムによって守られていた地域を攻撃している。
米中央軍(CENTCOM)は、ソーシャルメディア上で、シリア東部のデリゾール県で木曜日に空爆を行い、ダーイシュの指導者「アブ・ユセフ」と別の実行犯を殺害したと発表したが、2人のテロリストの詳細については明らかにしていない。「この空爆は、テロリストによる攻撃の計画、組織、実行を妨害し、弱体化させるという、地域パートナーとのCENTCOMの継続的な取り組みの一環である」とCENTCOMは述べた。
また、「この空爆は、かつてシリア政権とロシアが支配していた地域で実施された」と付け加えた。
米国は長年にわたり、ダーイシュの復活を防ぐために定期的な空爆や襲撃を実施してきたが、アサド政権崩壊後、数十回の空爆を実施している。
12月8日、武装勢力が首都ダマスカスを占領したその日に、ワシントンは、米中央軍が「現在の状況を利用してシリア中央部に再結集しようとしない」ことを確実にすることを目的とした、ダーイシュの75以上の標的に対する空爆を発表した。
そして月曜日、米中央軍は「旧政権およびロシアが支配していた地域」で実施したとする空爆で、米軍が同グループの過激派12名を殺害したと発表した。
この最新空爆の発表は、米国が反ダーイシュ戦の一環としてシリアに駐留する軍の数を今年に入って倍増したと発表した翌日に行われた。
米国は長年、過激派組織に対する国際的な取り組みの一環として、同国に約900人の軍人を駐留させていると述べていた。この過激派組織は、米国主導の空爆作戦に支援された現地部隊によって敗北するまで、シリアおよび隣国イラクの広大な地域を占領していた。
しかし、現在「シリアにはおよそ2,000人の米軍兵士が駐留している」と、国防総省報道官のパット・ライダー少将は記者団に語った。同報道官は、この最新情報を入手したばかりだと述べた。
AFP