
ベイルート:シリア監視団によると、トルコが支援するグループの戦闘員を中心に少なくとも24人が、北部マンビジ地区でクルド人主導のシリア民主軍(SDF)との衝突で死亡した。
この暴力により、トルコが支援する戦闘員23人と、SDF傘下のマンビジ軍事評議会メンバー1人が死亡したと、シリア人権監視団は述べた。
英国を拠点とする戦争監視団体は、今回の戦闘はアンカラが支援する戦闘員によるマンビジの南にある2つの町への攻撃がきっかけとなったと述べた。
シリア北部の広範囲は、クルド人主導の行政機関が実効支配しており、その事実上の軍である米国が支援するSDFが、2019年にダーイシュ(IS)グループをシリア国内の最後の領土から追い出すのに貢献した戦闘の先陣を切った。
トルコは、SDFの主要構成部隊である人民防衛部隊(YPG)が、ワシントンとアンカラの両政府がテロ組織としてブラックリストに載せている過激派クルド人労働者党(PKK)と関連していると非難している。
SDFの下で活動する地元の戦闘員グループであるマンビジ軍事評議会が支配する、アラブ人が多数を占めるマンビジ市周辺では激しい戦闘が続いている。
監視団によると、「衝突はマンビジの南と東で続いている。トルコ軍は無人機と重火砲でその地域を砲撃している」という。
SDFは、トルコが支援するグループによるマンビジの南と東への攻撃を撃退したと発表した。
「今朝、トルコの無人機5機、戦車、最新式の装甲車両の支援を受け、傭兵グループがマンビジ地域のいくつかの村に対して激しい攻撃を開始した」とSDFは声明で発表した。
「我々の戦闘員はすべての攻撃を撃退することに成功し、傭兵数十名を殺害し、戦車を含む装甲車6台を破壊した」と述べた。
トルコは2016年以降、SDFに対して複数の作戦を展開しており、アンカラが支援するグループはここ数週間でシリア北部のクルド人支配下の複数の町を占領している。
イスラム主義グループ「ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)」率いる反体制派が12月8日に長年の支配者バッシャール・アル・アサドを打倒して以来、戦闘は続いている。
AFP