Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • エジプトのテック企業が3Dプリントのフェイスシールドでウイルスとの闘いを支援

エジプトのテック企業が3Dプリントのフェイスシールドでウイルスとの闘いを支援

Giza Systems教育財団の広報スペシャリストのAya Dessouky氏が、COVID-19コロナウイルス患者の治療を行う医療従事者用に送る前に、新しく製造された保護用フェイスシールドを梱包している。2020年4月8日、エジプトの首都東部のニュー・カイロ郊外の敷地内にて。(AFP)
Giza Systems教育財団の広報スペシャリストのAya Dessouky氏が、COVID-19コロナウイルス患者の治療を行う医療従事者用に送る前に、新しく製造された保護用フェイスシールドを梱包している。2020年4月8日、エジプトの首都東部のニュー・カイロ郊外の敷地内にて。(AFP)
COVID-19コロナウイルス患者の治療を行う医療従事者が使用するために、エンジニアが保護フェイスシールドのクラウンに組み立てる前のカットプラスチックシートを用意している。2020年4月8日、エジプトの首都東部のニュー・カイロ郊外のGiza Systems教育財団にて。(AFP)
COVID-19コロナウイルス患者の治療を行う医療従事者が使用するために、エンジニアが保護フェイスシールドのクラウンに組み立てる前のカットプラスチックシートを用意している。2020年4月8日、エジプトの首都東部のニュー・カイロ郊外のGiza Systems教育財団にて。(AFP)
この写真は、2020年4月8日にエジプトの首都東部のニュー・カイロ郊外のGiza Systems教育財団で撮影されたもので、COVID-19コロナウイルス患者の治療を行う医療従事者が使用するための保護フェイスシールドのクラウン部分を製造する3Dプリンターを写している。(AFP)
この写真は、2020年4月8日にエジプトの首都東部のニュー・カイロ郊外のGiza Systems教育財団で撮影されたもので、COVID-19コロナウイルス患者の治療を行う医療従事者が使用するための保護フェイスシールドのクラウン部分を製造する3Dプリンターを写している。(AFP)
Short Url:
29 Apr 2020 05:04:23 GMT9
29 Apr 2020 05:04:23 GMT9
  • 技術者が、プラスチックに印刷し、レーザーで切り取り、簡単に組み立てが可能なフェイスシールドを設計している。

カイロ:エジプトの粗末な病院システムでは多くの医療従事者が、独自の保護具を用意しなければならないため、デジタルデザイン会社が3Dプリントのフェイスシールドを製造開始したことを彼らはありがたく受け入れた。

新型コロナウイルスが初めてエジプトを襲って以来、医師のヤヒヤ・ディワー氏はカイロ病院の集中治療室の責任者として夜勤を行ってきた。

ディワー医師の勤めるシェイク・ザーイド・アール・ナヒヤーン病院は首都の低所得者層の住む郊外にあり、以来約100人のCOVID-19感染者を受けいれており、スタッフが感染のリスクに晒されている。

そのため、ディワー医師は先月カイロを拠点とするテクノロジー企業であるGiza Systems(ギザ・システムズ)によるソーシャルメディアの投稿が広くシェアされているのを発見したとき、Facebook経由で最初に連絡を取った者の1人であった。

同社はデジタルプリント技術を主に用い、Project Nitrousという名の研究所で、障害者のための補助機器を製造している。

政府のデータによると、このウイルス流行によりエジプトではこれまでに4,000人以上に感染し300人の命が奪われてきた。そこで、同社はすぐに行動を起こした。

同社はプラスチックに印刷し、レーザーで切り取り、簡単に組み立てが可能なフェイスシールドを設計し、数千人の医師に無料でこのデバイスを届け始めた。

「このフェイスシールドを着用すると安全に感じ、デザインは洗練されています。」とディワー医師はAFPに語った。「ゴーグルのセットを着用するよりも楽で、簡単に掃除ができます。」

Giza Systems教育財団の理事長であるモハメド・エル・ホサリー氏は、通常の同社の業務は「障害者のための日常的な解決策」を生み出すことを目的としていると語った。

「弊社は補助機器の技術経験があるので、病院に行き、そこで必要なものを尋ねました。こうしてフェイスシールドの製造を思いついたのです。」

同社は現在、全国の医療従事者に1日あたり約2,000枚のフェイスシールドを配布しており、約25の公立および私立病院と提携している。

大学生のアブデル・ラジック・サブリー氏(21歳)のようなボランティアが、デバイスを配送用に梱包し支援している。

「医師だけでなく、社会や国を助けるためにできることがあるならば、何もせずに家に座っていたくはありません。」と彼は述べた。

ディワー医師のチームの最前線での取り組みが評価された。彼の病院は、ウイルス感染者が回復可能な重要な隔離病棟の1つとして厚生省によって選ばれた。

ディワー医師はFacebookに投稿したメッセージの中で、「COVID-19に対抗して人々のために戦うことを非常に恐縮で光栄に思います。」と述べ、自分のスタッフとテクノロジー企業に敬意を表した。

AFP

特に人気
オススメ

return to top

<