

エルサレム:イスラエルとパレスチナ過激派組織ハマスとの間の停戦合意は、イスラエル政府による最終承認を経て、日曜日の午前8時30分(0630GMT)から発効する予定である。
女性、子供、50歳以上の男性、病気や負傷を負った捕虜を含む98人のイスラエル人質のうち33人が、6週間にわたる停戦の第一段階の間に解放されることになっている。イスラエルはほとんどがまだ生きていると考えているが、ハマスからの確認は取れていない。
その見返りとして、イスラエルは約2000人のパレスチナ人を刑務所から解放する。
その中には737人の男性、女性、10代の囚人が含まれ、その中には数十人のイスラエル人を殺害した攻撃で有罪判決を受けた過激派グループのメンバーや、戦争が始まって以来ガザで拘束され、イスラエルで拘束されている1,167人のパレスチナ人も含まれている。
イスラエル法務省は土曜日未明、停戦合意とともにその詳細を発表した。それによると、日曜日には女性の人質1人につき30人のパレスチナ人囚人が解放されるという。
停戦の第一段階では、イスラエル軍はガザの一部の陣地から撤退し、ガザ北部の地域から避難しているパレスチナ人の帰還が許可される。
停戦開始から16日後に開始される交渉の結果次第では、残りの人質と交換し、イスラエル軍のガザ撤退を完了させる第2段階が続くと予想される。
人質と囚人の引き渡し
19日午後4時(1400GMT)以降、イスラエルは95人のパレスチナ人囚人を引き渡し、引き換えに3人の人質を受け取る。停戦初日に解放される囚人には著名な拘束者は含まれておらず、多くは最近拘束され、裁判や有罪判決を受けていない。
引き渡される3人の人質の身元はまだわかっていない。軍は、人質を引き渡したら名前を公表するとしている。
人質が引き渡されたらどうなるのか?
人質はハマスから赤十字職員に引き渡され、赤十字職員がガザのイスラエル軍に誘導する。軍は、ガザの北端、中央、南端のエレズ、レイム、ケレム・シャロームの3カ所に人質を保護するための施設を設置した。
人質はそこで医療スタッフ、福祉専門家、心理学者が出迎え、家族と再会するまでの最初の移行を助ける。
彼らは車やヘリコプターで、彼らを受け入れるために設置された専門施設に運ばれ、15ヶ月の拘束のトラウマからの復帰を助ける。彼らは報道陣から遠ざけられ、医療的、心理的サポートを受けることになる。
ロイター