
ダマスカス: ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が今週、ダマスカスでシリアの新政権と会談する予定であることが、2人のシリア情報筋の話で明らかになった。
シリアの情報筋は、ボグダノフ氏の会談についての詳細や、訪問の期間については明らかにしていない。ロシア当局からのコメントはすぐに得られなかった。
ロシアはアサド大統領の長年の盟友であり、アサド大統領の支配に反対する抗議活動を弾圧した後、2011年に勃発した10年以上にわたる戦争の間、アサド大統領が反政府勢力から領土を奪還するのを助けるために軍事介入した。
しかし、昨年末の反体制派による電光石火の攻勢により、アサドは12月にダマスカスから脱出した。
その数日後、ロシアのインタファクス通信はボグダノフの発言を引用し、ロシアとハヤト・タハリール・アル・シャーム(アサドを追放した反体制派の先陣を切ったイスラム主義グループ)との接触は「建設的に進んでいる」と述べた。
ボグダノフ氏によれば、ロシアはシリアにある2つの基地(タルトゥースの海軍基地と港湾都市ラタキアに近いフメイミム基地)を維持することを望んでいるという。
しかし今月、シリアの新政権は、ロシアのSTG Stroytransgaz社とのタルトゥス港の管理・運営契約を解除した、と3人のシリア人ビジネスマンとメディアは報じている。
この契約はアサド政権下で締結されたものだった。
シリアのムルハフ・アブ・カスラ暫定国防相は今月、国防大臣としてダマスカスでインタビューに応じ、両国の将来的な関係のあり方についてロシアと交渉中であると語った。
「我々は国家として、過去に存在した協定にコミットしているが、交渉の中でシリアの利益を達成するための修正があるかもしれない」とアブ・カスラ氏は語った。
ロイター