


ベイルート:カタール首相は火曜日にベイルートを訪問した際、ヒズボラとイスラエル間の激しい戦闘後のレバノンの再建を支援する意向を表明したが、それはあくまでも新政権が樹立された後であると述べた。
長年にわたる危機と紛争に苦しむレバノンは、湾岸諸国からの復興資金援助に期待を寄せている。2006年のヒズボラとイスラエルの戦争後、カタールはそうした取り組みに深く関与してきた。
「経済支援や復興支援に関しては、カタール国が支援を行うことについて疑いの余地はない」と、レバノンの新大統領ジョセフ・アウン氏と会談した後に、シェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・ビン・ジャッシム・アール・サーニー首相兼外相は記者団に語った。
「私たちは、政府樹立に向けた継続的な取り組みを期待している。その後、これらの案件について話し合いたい」とアル=サーニー首相は述べ、レバノンとの「戦略的パートナーシップ」の構築を期待していると付け加えた。
アル=サーニー首相は、自身が「支援訪問」と表現する今回の訪問で、首相に指名されたナワフ・サラム氏(政府樹立を任されているが、取り組みは行き詰まっている)を含む他の高官と会談する予定である。
カタールは、米国、フランス、サウジアラビア、エジプトなど5カ国とともに、レバノンが先月大統領を選出し、政治的行き詰まりによる2年間の空白を終わらせるよう強く働きかけた。
1年以上にわたる戦闘(そのうち2か月間は全面戦争)を経て、11月27日より、脆弱なイスラエルとヒズボラの停戦が続いている。
アル=サーニ首相は、イスラエル軍が「レバノン南部からの撤退に関する合意を遵守する」ことが重要であると述べた。
また、同首相は、レバノン南部には国連平和維持軍とレバノン軍のみが駐留すべきであるとする国連安全保障理事会決議の履行を求めた。
停戦合意により、イスラエル軍が60日間にわたって撤退する間、レバノン軍は国連平和維持軍とともに南部に展開することになっていた。
ヒズボラもまた、国境から約30キロ(20マイル)離れたリタニ川の北側にいる部隊を撤退させ、南部に残る軍事インフラを解体することになっていた。
イスラエル軍が当初の1月26日の期限を守れなかったため、撤退期間は2月18日まで延長された。
双方は、停戦合意違反を相手側に繰り返し非難している。
また、アル=サーニ首相は、カタールは引き続き人道的支援を提供し、資金難に陥っているレバノンの軍隊への支援も継続するとも述べた。
レバノンの軍隊の主な資金援助国は米国だが、カタールを含む他の国々からも、現物および金銭的支援を受けている。
AFP