
ジャバリア:3回目のポリオ集団予防接種キャンペーンが土曜日にガザで始まった。
ガザ北部のジャバリアにあるモスクでは、10歳未満の子どもたちが予防接種を受けた。
この予防接種キャンペーンには、イスラエルがボイコットした国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を含む複数の国連機関が参加している。
イスラエルとハマスが停戦を守っており、戦闘がほぼ停止しているこの時期に行われる。
世界保健機関(WHO)によると、このキャンペーンは2月26日までに59万1000人以上の子どもたちにワクチンを接種することを目標としている。
「1,700人以上のUNRWAチームメンバーがこのキャンペーンに参加する」とUNRWAチーフのフィリップ・ラザリーニ氏はXに書いている。
「このキャンペーンは、最近下水からポリオが検出され、子どもたちの命が危険にさらされたことを受けて実施される」
過去2回のキャンペーンは、2024年末にガザでポリオが20年以上ぶりに再発した後に実施された。
イスラエルとハマスの間で16カ月以上にわたって戦争が続いた後、ガザの人道状況は悲惨なものになっている。
敵対行為が始まる以前から、ガザは15年以上にわたってイスラエルによる封鎖の下で苦しんできた。
水インフラの多くが破壊され、人口密集地付近の空きプールに汚水が滞留する状況となっている。
WHOは2月19日、廃水サンプルからポリオウイルスの痕跡が再び検出されたと報告した。
ポリオは非常に感染力が強く、主に5歳以下の子供に麻痺を引き起こすことがある。
この病気は世界中でほぼ撲滅されている。
ジャバリアに住むバッサム・アル=ハウさんは、永続的な停戦を願い、娘たちを連れてワクチンの接種を受けに来た。
「私はまた、罪のない子供たちが暴力から守られるよう、安定を願っています」と彼は語った。
2023年10月7日、ハマスによるイスラエルへの前代未聞の攻撃を受けて戦争が勃発した。
脆弱な停戦が1月19日に発効した。
AFP