
アンマン:日曜日、ヨルダンと日本の両政府は、同国のマアン県におけるSCADA給水システムの確立を支援するための無償資金協力に関する協定に署名した。
資金は、国際協力機構(JICA)を通じて提供される。ヨルダン通信(Petra)の報道によると、
SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)システムは、センサーや機器を使用して水システムを監視・制御する。
協定書は、ヨルダンの計画・国際協力大臣ゼイナ・トゥカン氏とアンマン駐在の日本大使、浅利秀樹氏によって署名された。
また、JICAヨルダンの首席代表である森畑真吾氏は、水利大臣のRaed Abu Soud氏の立会いの下、別の無償供与協定書に署名した。
ヨルダン水省の声明によると、このプロジェクトはマアンの給水施設の運用と管理の効率性を改善し、南部の州における給水サービスを強化し、水の損失削減に取り組むという。
トゥカン大臣は、日本の継続的な支援に感謝の意を表し、それがヨルダンの経済近代化ビジョンと一致していることを強調した。トゥカン大臣は、ヨルダンと日本の強固な二国間関係と、さまざまな分野での協力拡大に向けた両国の共通の取り組みを強調したとペトラ通信は報じた。
浅利大使は、資金援助や技術協力プログラムを通じてヨルダンを支援するという日本の決意を改めて表明し、これらの取り組みが同国の水部門の強化に役立つと指摘した。また、ヨルダンを経済・政治改革の地域モデルとして称賛した。
森畑氏は、特にヨルダンが世界で最も水不足に悩む国のひとつであることを踏まえ、このプロジェクトの重要性を強調した。
また、JICAは現在、南部の県における水損失管理を強化するための技術協力プロジェクトを実施しており、技術者や技能者の能力開発に重点的に取り組んでいると述べた。