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UAEの気候科学者が頭を悩ませている理由

アラブ首長国連邦(UAE)では、数十年にわたる取り組みと数百万ドルの資金が、終わりの見えない干ばつの緩和に費やされてきた。(AFP)
アラブ首長国連邦(UAE)では、数十年にわたる取り組みと数百万ドルの資金が、終わりの見えない干ばつの緩和に費やされてきた。(AFP)
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26 Feb 2025 01:02:02 GMT9
26 Feb 2025 01:02:02 GMT9
  • 150万ドルを投じた3年間のプロジェクトで人工知能を導入し、年間降雨量を増やす

アラブニュース

ドバイ:人工知能と「クラウド」は最近、いたるところで見かけるようになった。今、UAEの科学者たちは、この2つを組み合わせて、同国の年間降雨量100ミリという極めて少ない量を増やそうとしている。

UAEの降雨強化プログラムから150万ドルの資金提供を受けた3年間のプロジェクトでは、人工衛星、レーダー、気象データをアルゴリズムに投入し、今後6時間以内に人工降雨可能な雲がどこに発生するかを予測する。これは、衛星画像を分析する専門家の指示のもと、飛行機による人工降雨を行う現在の方法の改善につながるだろう。

飛行機から塩やその他の化学物質を雲に散布する人工降雨は、降雨量を最大15パーセント増加させることができるが、これは特定の種類の積雲にのみ有効であり、散布が適切に行われないと降雨量を減少させることさえある。

「適切な場所で適切なタイミングで実施しなければなりません。だからこそ、私たちは人工知能を使用しているのです」と、カリフォルニア大学サンディエゴ校の気候科学者、ルカ・デレ・モナケ氏は述べた。

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