
クレムリンは火曜日、ウクライナ戦争終結に関するロシアとアメリカの次回の協議は、両国の大使館が通常業務を再開する前に行われる可能性は低いと述べた。
ウラジーミル・プーチン大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、両国大使館が完全に再開する前に交渉が始まる可能性はあるかという質問に対し、RIA国営通信に「あり得ない」と述べた。ロシアが2022年にウクライナに侵攻して以来、業務は縮小されている。
月曜日、ドナルド・トランプ米大統領は、先週ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と衝突した後、ウクライナへの軍事援助を一時停止し、2つの同盟国の間に開いた亀裂を深めた。
トランプ氏が1月にアメリカ大統領として2期目を始める前、ロシアとアメリカという2つの核超大国の関係は、ロシアの侵攻後、ここ数十年で最低にまで急落していた。
戦争の早期終結を約束したトランプ大統領は、ワシントンのヨーロッパの同盟国やキエフを憂慮させた電話や会談を含め、モスクワとの会談を開くためにアメリカの政策を迅速にひっくり返した。
2月末、ロシアとアメリカのチームはトルコで何時間にも及ぶ会談を行い、大使館の正常な機能回復に焦点を絞った。
先週、ロシアはワシントンに新大使を派遣すると発表し、両国間の雪解けの兆しを見せたが、両大使館の完全な業務再開がいつになるかは依然として不透明だ。
また、ペスコフ氏はRIAに対し、ロシアとアメリカの次の会談がどこで行われるかを語るのは時期尚早だと語った。
ロイター