
ベイルート:レバノンのミシェル・メナッサ国防大臣が水曜日にシリアを訪問し、両国間の国境における最近の緊張状態について話し合う予定であると、レバノンの当局者が語った。
「国防大臣は、安全保障代表団を率いてダマスカスに向かい、同僚であるマルハフ・アブ・カサラ氏と会談する予定である」と、当局者は匿名を条件にAFP通信に語った。
この訪問の目的は、「国境での状況を管理し、二国間の協調を強化し、国境を越えた侵略を防ぐための方法を話し合うこと」であると、情報筋は語った。
3月中旬に国境沿いで勃発した衝突により、10人が死亡した。
シリア政府は、レバノンの武装組織ヒズボラが、シリア兵3人を拉致し殺害したと非難したが、イランが支援するヒズボラはこれを強く否定した。
その後、レバノン当局によると、シリアからの空爆によりレバノン人7人が死亡した。
AFP通信に対し、レバノンの治安筋は、武装したレバノン人密輸業者によって3人のシリア兵が殺害された後、シリア軍が国境地域に砲撃を加えたと語った。
両国はその後、停戦合意に達したと発表した。
シリアとレバノンは330キロ(205マイル)の国境を共有しているが、公式な境界線は引かれていない。
2月、シリア当局は、武器や商品の密輸に使用されるルートを遮断することを目的とした、国境沿いのホムス州での治安キャンペーンの開始を発表した。
シリア内戦中にはアサド軍と共に戦ったヒズボラは、長年にわたりレバノン・シリア国境の大部分に影響力を及ぼしてきた。
同グループは昨年末のイスラエルとの戦争で大幅に弱体化した。
AFP