
ニューヨーク:少なくとも82万5千人のスーダンの子供たちが、北ダルフール周辺での戦闘に巻き込まれ、暴力や飢餓の脅威にさらされている、とユニセフが警告した。
「この地上の地獄を見て見ぬふりをすることはできない」と、国連児童機関スーダン代表のシェルドン・イェット氏は紛争の終結を要求した。
「推定82万5千人の子どもたちが、エル・ファーシルとその周辺で、拡大する大惨事に巻き込まれている」
「これらの数字は、確認された事件のみを反映しているため、本当の犠牲者数ははるかに多く、子どもたちは生き延びるために日々奮闘している」
北ダルフールでは、過去6週間で6万人以上が避難し、2023年4月の戦争開始以来、30万人の子どもを含む60万人以上が避難している。
数週間前、国境なき医師団(MSF)と国連世界食糧計画は、エル・ファーシルの南に位置するザムザムの広大な避難民キャンプでの活動を停止した。
しかし、ユニセフは同キャンプ地と同市での活動を継続しているが、食料の供給は数週間以内に底をつくと見られている。
「ユニセフは3ヶ月前、すぐに使える治療食(RUTF)やその他の救命物資をエル・ファーシルに届けたが、現在これらの在庫は枯渇している」
「ユニセフとパートナーは、より多くの物資を届ける努力を繰り返しているが、武装した戦闘員や犯罪組織からの脅威があるため、うまくいっていない」
AFP