
ガザ市:ハマスのバセム・ナイム報道官は金曜日、AFP通信に対し、イスラエルがガザで集中的な作戦を続ける中、パレスチナのイスラム主義運動と仲介者との間の停戦協定をめぐる協議が勢いを増していると語った。
ナイム氏はAFPに対し、「われわれは、ここ数日、仲介者間の意思疎通が強化されていることから、今後数日間で、戦況に真の突破口が開かれることを望んでいる」と語った。
ハマスに近いパレスチナの情報筋はAFPに対し、武装勢力とエジプトとカタールの仲介者の間で、ガザでの停戦と人質解放の合意を復活させるための話し合いが木曜夕方から開始されたと語った。
同氏は金曜日、この提案は「停戦を実現し、国境を開放し、人道支援を受け入れることを目的としている」と述べた。
最も重要なことは、この提案は「戦争の完全な終結と占領軍の撤退につながる第二段階の交渉」を再開させることだという。
イスラエルが3月18日、ガザ地区全域で空爆作戦を再開したことで、ガザ地区に数週間の比較的平穏をもたらした脆弱な停戦は終了した。
イスラエルは停戦の初期段階の延長を望み、ハマス側は恒久的な停戦につながる第二段階の協議を要求した。
ハマスが統治するガザの保健省によると、イスラエルが攻撃を再開して以来、少なくとも896人が死亡したという。
その数日後、パレスチナ武装勢力はガザからイスラエルに向けてロケット弾の発射を再開した。
1月19日に成立した停戦の第一段階では、ガザで拘束されていた33人の人質(そのほとんどが2023年10月7日の開戦以来拘束されていた)と引き換えに、1800人のパレスチナ人捕虜が解放された。
戦争の引き金となったハマスの攻撃で武装勢力が誘拐した251人の人質のうち、イスラエル軍が死亡したとしている34人を含む58人が、いまだにガザに拘束されている。
ドーハでの協議は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、ハマスが人質を解放しなければガザの一部を占領すると警告し、ハマスが、イスラエル側がパレスチナ領土への空爆を止めなければ、人質は「棺桶に入って」戻ってくることになる、と警告した翌日に始まった。
ナイム氏は、ハマスが「全責任、積極性、柔軟性をもって」協議に臨み、戦争の終結に焦点を当てていると主張した。
AFP