


カイロ:スーダン軍は土曜日、2年前の壊滅的な内戦中にライバルである即応支援部隊(RSF)が攻撃に使用していたハルツームの双子都市オムドゥルマンの主要市場を制圧したと発表した。
スーダン軍が首都の大部分を制圧し、ハルツームにおけるRSFに対する勝利を宣言した数日後の発表となった。
軍とRSFの衝突は、民族間の暴力の波を引き起こし、国連が世界最悪の人道危機と呼ぶ事態を引き起こし、複数の地域を飢饉に陥れた。
軍は声明で、RSFが撤退する際に残していった武器や装備を押収し、西部オムドゥルマンの市場、スーク・リビアを制圧したと発表した。
スーク・リビアはスーダン最大の商業ハブである。
軍はすでに、2つの大きな軍事基地があるオムドゥルマンの大部分を制圧していた。ナイル川の支流によって分けられたハルツーム、オムドゥルマン、バハリの3都市からなる首都圏全域の支配を確実なものにしようとしているようだ。
準軍事組織が依然として一部の地域を支配しているオムドゥルマンへのスーダン軍の進軍について、RSFはコメントを発表していない。
この戦争は、スーダン軍とRSFの間の権力闘争が背景にあり、民政移管が予定されていた。この戦争により、ハルツームの大部分が破壊され、1200万人以上のスーダン人が家を失い、5000万人の人口の約半数が深刻な飢餓に見舞われた。
全体的な死者数は正確に把握することは困難だが、昨年発表された研究では、紛争の最初の14ヶ月間でハルツーム州だけで6万1000人に達した可能性があると述べている。
この戦争により、この地域の不安定化に拍車がかかっている。スーダンの近隣国であるリビア、チャド、中央アフリカ共和国、南スーダンは、ここ数年、それぞれ国内で紛争が続いている。
ロイター