
ワシントン:ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は月曜日、ドナルド・トランプ大統領とホワイトハウスで会談した際、ガザでハマスが拘束している人質を解放するため、新たな交渉を進めていると述べた。
「我々は今、成功が望まれる別の取引に取り組んでおり、全ての人質を解放することにコミットしている」とネタニヤフ首相は大統領執務室で記者団に語った。
一方トランプ大統領は 「我々は人質を救出するために懸命に努力している。我々はまた停戦を検討している」と語った。
ネタニヤフ首相は、「人質たちは苦悶している」という。
トランプ大統領の隣に座るイスラエルの指導者は、トランプ大統領の地域特使であるスティーブ・ウィトコフ氏が一部交渉した、25人の人質を解放する以前の解放合意を強調した。
ネタニヤフ首相の訪問は、イスラエルとパレスチナのハマスとの6週間の停戦協定が崩壊したことを受けたものだ。ハマスの過激派は2023年10月7日にイスラエルに前例のない攻撃を仕掛け、戦争の引き金となった。
脆弱な停戦は、イスラエルが18日にガザへの空爆を再開したことで終了した。
最近の停戦は、イスラエルの刑務所に収容されていた約1800人のパレスチナ人の解放と引き換えに、33人のイスラエル人の人質(うち8人は死亡)の返還を認めていた。
首相と政府は、ほとんどの人質家族の懇願に反して、ハマスに残りの人質を生死を問わず返還させるには、軍事的圧力を強めるしかないと主張している。
ハマスによる10月7日の攻撃で拉致された251人の人質のうち、イスラエル軍が死亡したと発表した34人を含む58人が、ガザで捕らえられたままになっている。
AFP