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警視庁、2000年にレバノンから追放された赤軍メンバーに関する情報提供のため動画を作成

国際手配中の日本赤軍メンバー7人について情報提供を呼び掛ける動画より(ANJ photo)
国際手配中の日本赤軍メンバー7人について情報提供を呼び掛ける動画より(ANJ photo)
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11 Feb 2022 07:02:58 GMT9
11 Feb 2022 07:02:58 GMT9

警視庁公安部は10日、1970~80年代に世界各地で起きたテロ事件に関与したとして国際手配中の日本赤軍メンバー7人について、手配写真や似顔絵を映し、情報提供を呼び掛ける動画を作成したと発表した。風化を防ぐのが狙いで、14日から同庁のツイッターやユーチューブ公式チャンネル、街頭の大型ビジョンで公開する。

また、公安部は7人のうち佐々木規夫(73)、奥平純三(73)両容疑者について、98年に他人名義で旅券を取得したなどとして、有印私文書偽造・同行使や旅券法違反などの容疑で逮捕状を取ったと公表した。逮捕状の取得時期は、2001年4月。

7人は他に、72年にイスラエルの空港での銃乱射事件に関与した岡本公三容疑者(74)や、同年の連合赤軍あさま山荘事件で逮捕された後、75年の在マレーシア米大使館占拠事件での超法規的措置により釈放された坂東国男容疑者(75)ら。

手配写真の撮影時期は71~98年ごろのため、公安部は19年、年齢を踏まえた似顔絵をホームページなどで公開。しかし、その後も情報提供は年に数件ほどにとどまっている。

日本赤軍は、最高幹部だった重信房子受刑者(76)が01年に解散を宣言したが、公安部は海外のテロ組織と依然つながっている恐れがあると分析。警視庁幹部は手配中の7人について、「ひそかに帰国し国内で潜伏している可能性があり、ささいな情報でも寄せてほしい」と話している。 ◇手配中の日本赤軍の容疑者

坂東国男(75)   あさま山荘事件で逮捕後、マレーシア・クアラルンプールの米大使館占拠事件(クアラルンプール事件)での超法規的措置による人質交換で釈放され、出国

佐々木規夫(73)  クアラルンプール事件で釈放され、出国

松田久(73)    クアラルンプール事件で釈放され、出国

奥平純三(73)   インド上空での日航機乗っ取り事件(ダッカ事件)の超法規的措置による人質交換で釈放され、出国

大道寺あや子(73) ダッカ事件で釈放され、出国

仁平映(75)    ダッカ事件で釈放され、出国

岡本公三(74)   イスラエル・ロッド空港銃乱射事件で同国当局に逮捕、収監されたが、1985年にパレスチナ過激派との捕虜交換で釈放

2000年、レバノンは日本赤軍メンバー4人をヨルダンに強制送還した。アンマンの外交官によれば、彼らはテロ容疑で日本に向かった。

岡本はレバノンへの亡命が許可された。公式声明によれば、健康上の理由から滞在が許可されたとのことである。

他のメンバー、男性3人と女性1人はアンマン行きの便に乗せられ、空港で日本の外交官に引き渡された。

時事通信

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