
ダマスカス:セーブ・ザ・チルドレンは水曜日、米国が援助を停止し、同国での活動縮小を余儀なくされたことで、シリア・アラブ共和国の40万人以上の子どもたちが「深刻な栄養失調」の危険にさらされていると述べた。
セーブ・ザ・チルドレンのシリア担当ディレクターであるブジャー・ホクシャ氏は声明の中で、国際社会に対し、緊急に資金ギャップを埋めるよう呼びかけ、長年の戦争と経済崩壊の後、ニーズは「かつてないほど高まっている」と警告した。
セーブ・ザ・チルドレンは声明で、「外国からの援助が突然停止されたことで、シリアの41万6千人以上の子どもたちが深刻な栄養失調の危険にさらされている」と述べ、この削減は米国によるものだと付け加えた。
ドナルド・トランプ米大統領が今年初めに米国際開発庁の解体を命じて以来、世界の援助状況は悲惨さを増している。
同政権はUSAIDが資金提供していた人道支援プログラムの83%を廃止した。
同機関の年間予算は428億ドルで、世界の人道援助全体の42%を占めていた。
この停止により、シリア全土で「セーブ・ザ・チルドレンの命を救う栄養活動の3分の1が閉鎖され」、5歳未満の「4万500人以上の子どもたちに不可欠なケア」が停止された。
ホシャ氏は、チャリティーの栄養センターの閉鎖は、「シリアのニーズがかつてないほど高まっている」という「最悪のタイミング」であると述べた。
まだ開院している診療所では、「栄養失調の患者が急増しており、治療に対する需要の高まりに対応するのに苦労している」と、慈善団体は付け加えた。
シリアでは13年以上にわたる紛争が続き、医療システムは破壊され、インフラは麻痺している。
2月、国連開発計画の報告書は、シリア人の10人中9人が貧困の中で生活し、「特に子どもたちの間で栄養失調が増加している」と食糧不安に直面していると推定した。
セーブ・ザ・チルドレンは、シリアの5歳未満児のうち65万人以上が「慢性的な栄養失調」に陥っており、全国で750万人以上の子どもたちが人道支援を必要としていると発表した。
ホシャ氏は国際社会に対し、資金不足を埋めるために「緊急に立ち上がる」よう求めた。
シリアの子どもたちは、「何千マイルも離れた場所で決定されたことの代償を払っている」とホシャ氏は声明の中で付け加えた。
AFP