


ダイアナ・ファラー、ドバイ
大流行している新型コロナウイルスが拡散し国境や空港に影響を与えている中、多くの人々がCOVID-19が沈静化するまで故国に戻りたいと願っている。
これは、5月15日午前7:35ドバイ国際空港発、22:30東京成田国際空港着のエミレーツEK9440便で東京へ飛ぼうと計画している、UAEに住むある日本人家族の話だ。
このフライトは、今後数週間以内に市民をそれぞれの国へ送還しようとしている世界の努力の一部である。これには、UAEのエミレーツやエティハド航空のフライトも含まれる。
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この4人の日本人家族は、日本の状況の方が安全と感じるため故郷に戻ることを計画している。
「私自身が呼吸器に問題を抱えており、ウイルスに感染するとリスクが高い」と、この家族の主婦はアラブニュース・ジャパンだけに語った。彼女は、いつになるか分からないがUAEに戻ってくるつもりと付け加えた。
「閉じこもって生活している限り、UAEは安全だと感じます。でも、UAEの感染者の数は今でも増え続けています。私たちは住居用ホテルに隔離されて暮らしていますが、いつ感染してもおかしくありません。デリバリーサービスなどを利用する必要があるからです」と、彼女は述べた。
この主婦は、帰国時のフライト、特に旅の途中の空港や飛行機内が心配と言う。
「でも、5月始めから日本の空港でPCRスクリーニングによる陽性者の数が減ってきていることから、一時的に故郷に戻ろうと決意することができました」と、彼女は付け加えた。
1年間UAEに住んでいるこの家族は、日本に到着するとすぐにPCR検査を受けることが求められる。その後、検査結果が出るまで政府の提供するホテルに1~2日滞在する。
「結果が陰性なら、政府の提供するバスを使い、主人の会社が予め手配したホテルに移動します。日本に到着した日から14日間はホテルで自己隔離する必要があります」と、彼女は説明した。
彼女は、二人の子どもは自己隔離期間中も引き続きEラーニング活動に参加すると述べた。
合計14日間の隔離が終われば、家族は日本の関東地方にある実家に戻る。