
ダマスカス:シリアは土曜日、米国による正式な制裁解除を、戦後復興の助けとなる「前向きな一歩」として歓迎した。
「シリア・アラブ共和国は、長年シリアとその国民に課せられてきた制裁を解除するというアメリカ政府の決定を歓迎する」と外務省声明は述べた。
アメリカは金曜日にシリアに対する包括的な経済制裁を解除し、12月のバッシャール・アサド政権打倒後の劇的な政策転換を示し、シリア復興への投資への道を開いた。
同省はこの動きについて、「シリアの人道的・経済的苦境を軽減するための、正しい方向への前向きな一歩」と述べた。
これは、ドナルド・トランプ米大統領が今月初めにサウジアラビアを訪問した際に発表した決定を正式に決定したものだ。
米財務省によると、制裁緩和はシリアの新政権にも及び、同国がテロ組織に安全な避難場所を提供せず、宗教的・民族的少数派の安全を確保することを条件としている。
マルコ・ルビオ国務長官は、この免除は「電気、エネルギー、水、衛生の供給を促進し、シリア全土でより効果的な人道的対応を可能にする」と述べた。
この認可は、シリアへの新規投資、金融サービスの提供、シリアの石油製品に関わる取引を対象としている。
「今日の行動は、シリアとアメリカの新しい関係という大統領のビジョンを実現するための第一歩だ」とルビオ氏は述べた。
米国は、14年にわたる内戦の間、シリアとの金融取引に全面的な制限を課しており、アサド政権が続く限り、復興に関与する者を制裁で罰することを明らかにしていた。
アサド政権が失脚して以来、シリアの新政権は、イスラム主義の元反体制派(その一部は過去にアルカイダとつながりがある)に率いられており、西側諸国政府との関係を構築し、制裁を後退させようとしている。
AFP