
ロンドン:イスラエル人入植者が、パレスチナ自治政府(PA)の行政都市ラマッラー東部のパレスチナ人所有地に新たな前哨基地を設立した。
パレスチナ通信が伝えたところによると、入植者たちは、1年近く前にアルタイベ村で起きた一連の襲撃事件で強制移住させられたパレスチナ人一家が所有する家の跡地に前哨基地を設置した。
ヨルダン川西岸地区におけるイスラエルの入植地や前哨地は国際法上違法とみなされ、生存可能なパレスチナ国家の樹立や和平達成の妨げになると長い間見なされてきた。
PA傘下の植民地化・壁抵抗委員会は5月、イスラエル入植者がヨルダン川西岸地区で、主に農地や牧草地に、新たに15の違法な前哨基地を設置しようとしていることを報告した。
これらの前哨地は、ラマッラーとアル・ビレに6カ所、サルフィット、トゥバス、ベツレヘムに2カ所、ジェリコとナブルスに各1カ所など、いくつかの州にわたって分布している。