
アンマン:国連パレスチナ難民救済事業機関の責任者は、イスラエルが国際ジャーナリストのガザ地区への立ち入りを禁止していることを厳しく批判し、現在進行中の制限を 「真実を報道することの禁止 」と呼んだ。
国連パレスチナ難民救済事業機関のフィリップ・ラザリーニ局長は、ガザでの戦争が始まって以来、イスラエル当局が外国メディアの立ち入りを拒否していることは、現代の紛争では前例がないと述べた。
「これは、現代史における他の紛争とは異なる 」と、ラザリーニ氏はXへの投稿で書いている。「それは本質的に、ジャーナリストがガザ地区から真実を報道することを妨げている」
The Israeli Authorities have banned the entry of international journalists to #Gaza since the war began, 20 months ago.
— Philippe Lazzarini (@UNLazzarini) June 6, 2025
This is unprecedented in any other conflict in modern history.
It is a ban on the truth.
It is a ban on reporting the facts.
It is the perfect recipe to…
彼は、国際的な報道が禁止され続けることは重大な結果をもたらすと警告し、「メディアの誤報を煽り、分極化を深め、人間性を曖昧にする完璧なレシピ 」と表現した。
ラザリーニ氏は、外国報道機関への取材禁止措置を即刻廃止するよう求め、イスラエルに対し、国際ジャーナリストのアクセスを容易にするよう促した。また、ガザに留まり、極めて困難で危険な状況下で取材を続けるパレスチナ人ジャーナリストへの支援も求めた。
「世界は闇に葬られてはならない」
この発言は、ガザにおける報道の自由に対する国際的な懸念が高まるなかでのもので、パレスチナ人記者は、アクセス制限のために外部からの監視が制限されるなか、紛争の矢面に立たされてきた。