
バグダッド: イラクは木曜日、今年に入って既にクリミア・コンゴ出血熱による死者19人を記録したと発表、農家や食肉処理場労働者に対し、家畜を取り扱う際の予防措置を強化するよう促した。
保健省のサイフ・アルバドル報道官は声明の中で、全国で合計123件の患者が記録されていると述べ、そのうち36件は畜産業に大きく依存している南部の貧しいディカール州で報告されたと付け加えた。
世界保健機関(WHO)によれば、コンゴ熱はウイルス性の病気で、マダニに咬まれたり、屠殺中や屠殺直後に感染した動物の血液や組織と接触することで人に感染する。
致死率は10〜40%で、ほとんどの症例が畜産業で報告されている。
1989年から2009年までの20年間はわずか6例であったが、2022年にイラクで感染が急増し、少なくとも27人が死亡した。
WHOは、2020年と2021年に農薬散布キャンペーンを実施しなかった結果、マダニの生息数が増加したためと分析している。
AFP