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米国務長官、アラブ諸国閣僚らに米の湾岸パートナー諸国へのコミットを約束

7日の会合ではイエメン、スーダン、シリア、パレスチナ自治区における紛争など、地域の主要課題が議題として取り上げられた。(@KSAMOFA)
7日の会合ではイエメン、スーダン、シリア、パレスチナ自治区における紛争など、地域の主要課題が議題として取り上げられた。(@KSAMOFA)
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08 Jun 2023 06:06:09 GMT9
08 Jun 2023 06:06:09 GMT9
  • 主要な地域問題を議題にGCCの外交会合がリヤドで開催

アラブニュース

リヤド: アントニー·ブリンケン国務長官は7日、サウジアラビアで湾岸諸国の外交団に対し、地域の外交関係が急速に変化する時代にあっても米国は湾岸·アラブのパートナー諸国へのコミットを継続すると述べた。

ブリンケン国務長官はムハンマド·ビン·サルマン皇太子およびファイサル·ビン·ファルハーン王子(サウジ外相)との会談後、湾岸協力会議(GCC)閣僚会合で演説した。

「米国はこの地域において、引き続きすべてのパートナー諸国との連携強化に積極的に取り組む」とブリンケン国務長官は戦略的パートナーシップに関する米·GCC閣僚会合の冒頭で述べた。

「 GCCはさらに安定·安全·繁栄する中東への我々のビジョンの中心にある」。

7日の会合ではイエメン、スーダン、シリア、パレスチナ自治区における紛争など、地域の主要課題が議題として取り上げられた。「我々は共にイエメン紛争の解決に向けて取り組んでいく」さらに国際水域におけるタンカー拿捕などの「地域を不安定化させるイランの行動への対処を続ける」とブリンケン国務長官はGCCの閣僚らに語った。

さらに「我々はシリアの統一と主権を維持し、シリア国民の願いを満たすことのできる政治的解決策を見い出すことを固く決意している」と付け加えた。

閣僚会合の少し前、ブリンケン国務長官はファイサル王子(外相)と非公式会談を行った。両者は「引き続きテロに共同で対処すること、イエメンにおける恒久的和平の実現に向けた取り組みへの支援、地域の安定、安全、緊張緩和、統合の促進を決意した」。米国務省は「スーダンでの戦闘終結に向けて、引き続き緊密に連携することを確認した」と発表した。

これに先立ち、6日のジェッダ到着後、3日間の訪問日程の初日にブリンケン国務長官はムハンマド·ビン·サルマン皇太子と会談を行っている。

1時間半以上続いた両者の会談では、スーダンからの米国民の避難に対するサウジアラビアの支援やイエメンにおける政治対話の必要性などに言及された。

両者は「ダーイシュ打倒のためのグローバル連合によるテロ対策やイエメン和平の実現、経済や科学における協力強化など、共通の優先課題について」協議したとブリンケン国務長官が明らかにした。

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